コードギアス今のところの感想

てなわけで今ちょこちょことコードギアスを観てるわけなんだが、登場する「ナイトメアフレーム」というメカがAT*1臭い(ローラーダッシュのようなものがある/サイズ的にもATに近い/アームパンチはないが手足を切り離したり「スラッシュハーケン」というアンカーを使ってそれっぽいことができたりする/ターレットはないが頭部がパカッと割れてセンサーのようなものが露出する演出がある)こともあって結構親近感が。あと主人公が最近ありがちな悩むタイプでなく野心を隠し持ったタイプというのもあまりなくていいかも。ていうかルルーシュのニヤァッと笑った悪人顔がたまらんわけですが!
舞台設定とか劇中描写としては最近のMBS系アニメらしくなんかわかりやすい程度に政治的だったり血みどろだったりするわけだけれど、コードギアスに関しては許せる。これで主人公がガンダムSEEDシリーズみたいにあからさまに悩むタイプのキャラだったりするとアレだけれど、主人公が野心というか野望というか強い意志を持ったキャラなので全然アリだと思う。相方?のスザクも(現時点では)外見が実直で悩むタイプに見えなくもないけど実は多少の苦難があっても折れない程度に骨っぽいところがある感じ。それに主役級のメカが主人公でなくその相方の乗機というのも自分の観た(数少ない)アニメの中ではあんまりなかったような。
主人公が学生なので学園ドラマの要素も強いんだがそっちもなかなか。猫がゼロ仮面を被って逃げた回が特に面白かったんですが! 全部活が全力でゼロ仮面を被った猫を創作する様子がどうも「もやしもん」の「春祭」*2に見えて仕方がなかったよ!

今日の名言は一部の人には言わずと知れた、「オレンジ」の発端となる発言。ゼロの「俺たちを全力で見逃せ!」(そして本気で全力で見逃そうとするジェレミア)もおかしかったが、その後ジェレミアが解放されるときだったかに言われた「いちパイロットとして出直すか、オレンジ畑を耕すかだ」というセリフもヒデえ。

*1:装甲騎兵ボトムズ」に登場する一人乗りのロボット兵器。全高が4m程度で、ロボットアニメのロボットのくせに基本的に使い捨て。装甲も薄い。ローラーダッシュやアームパンチといった機能が特徴的(ただしには両方ともついてないものもある)

*2:もやしもん」の舞台の某農大で春に(外部との接触をすべて断った上で)行われる、自給自足と謎のルールを楽しむイベント