ボトムズ二題

ボトムズOVA 「レッドショルダードキュメント 野望のルーツ」

 ペールゼンがキリコを特殊な存在と見なしていた理由と経緯が明らかに。というか、テレビ本編で明かされた以上の特殊性までもが出てきちゃうというサービスっぷり(?)。でも結局テレビ本編とのつながりを考えると微妙に合点のいかないところがまだある感じ。テレビ本編にしても第一話で一兵卒のように描かれたのに後から実はレッドショルダーでしたという描写がされてることを考えるとそれほど違和感はないかもしれない(第1話の頃については結構おぼろげなところがあるので多分もう一度見返してみると印象が違うかも)。

 しかしキリコは「神様からの跡継ぎ指名候補だったから死ににくい」のか「死ににくいから神様からの跡継ぎ指名候補になった」のか。いかんともしがたい。

ボトムズOVA「赫奕たる異端」1・2

どうしても「赫奕たる異変」と書きそうになる。ちなみに「赫奕」(かくやく*1)というのは「光り輝く」とかそういう意味らしい。

ファンの間ではその結末を巡って批判が相次いだらしいけど、自分はにわかファンのくせに元々フィアナに対してそれほど愛着がないからなのかそんなにひどくは感じなかったなぁ。でもああいう結末にする必然性があったかどうかはやっぱり疑問。ラスト近くに出てきた二人がコールドスリープに入る直前の描写も付け焼き刃っぽいしにんともかんとも。
テイタニアはどう見てもアストラギウス銀河の草薙素子です。キャラとしてはこういうこざっぱりとした女キャラは大好き。そして赫奕のフィアナはどうも0083のシーマ様に見えてしまうときがある罠。
ロッチナが単なる下卑たじいさんになってたのは微妙にアレだ。時間は人を変えますな。でもこの人が出てくるだけでネタ感が出るのはなんでだろう。TV版最終話でクエントと一緒に塵芥になったと思いきやビッグバトルで生きて出てきやがったってだけでもおかしかったのに。恐らくキリコ以上の異能者に違いない。

*1:「かくえき」とも読むらしい