ボトムズOVA 「ビッグバトル」

あえて言おう! ル・シャッコ*1萌えであると!(←しつこい)

「変なヘルメット」姿のル・シャッコたんを見るのはクメン編以来なのでそれが拝めただけでもありがたいのだが、残念ながら自分としては「ザ・ラストレッドショルダー」の方が好きだ。

ニーバとかいう半分逝っちゃってるおっさんの駆るATとその動きはなかなか面白いし「くるくる回りながら弾をよける軽量仕様スコープドッグ」とか「ターンピックをターンでなく動き封じ用に使う」あたりは「おっ!」と思えたんだが、逆に物語とかキャラ描写が物足りない感じ。「ザ・ラストレッドショルダー」が「キリコが飲むウドの苦いコーヒー」だとすれば、本作は「風呂上がりに飲む瓶入りコーヒー牛乳」な感じ。これはこれで面白いんだけどね。

にしても、なぜキリコはあまりいい思い出のなさげなレッドショルダーのときのドッグタグを持ち続けてた、というかニーバを倒したタイミングで捨てたんだろう。ペールゼンへの復讐を(自らの手ではないにしろ)果たしたときに捨てててもおかしくないものを、サンサ行きの戦艦でイヤというほど当時の記憶をほじくり返されたときやそれ以後にも持ち続けてたというのは微妙にヘンだと思う。ニーバがそんなにレッドショルダーの記憶と決別するにあたって重要なキャラとは思えないし…

*1:誤解がないように説明すると、ル・シャッコたんはクエント星出身の朴訥かつガタイのデカいおっさんである。顔は白髪の生えたモアイを想像してもらうとわかりやすい